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◇南スーダン派遣部隊の日報問題について国会で紛糾していますが…防衛省・自衛隊の文書を他の行政機関と同じ公文書管理で良いのでしょうか。

投稿日:2017-02-21 更新日:

◇南スーダン派遣部隊の日報問題について国会で紛糾していますが…防衛省・自衛隊の文書を他の行政機関と同じ公文書管理で良いのでしょうか。
国会で審議されている「日報」は、「南スーダン派遣施設隊日々報告第1639号」という現地部隊による南スーダン情勢や部隊の活動内容の報告書です。

あくまで自衛隊内部で閲覧されるために作成されており、外部に発表する目的で作成されてはいません。

以下のリンクに「日報」の文書がアップされていました。一読すれば、「これは自衛隊内部で閲覧されるものであり、外に出していいものではない」という意味を理解できると思います。

http://www.tokyo-np.co.jp/politics/southsudan_d-report/20170208_sudam01.pdf

防衛省・自衛隊の行政文書は他の行政機関と同じ「公文書管理法」に基づいて業務が行われています。

インターネットで「自衛隊 行政文書」で調べると、「防衛省行政文書管理規則」が出てきますので是非検索してみてください。

私も現職の航空自衛官の時代に、部隊の公文書管理=行政文書管理に一部携わっていました。

自衛隊の部隊では「行政文書管理業務」と「秘密保全業務」に、時間と労力を割かれています。
そもそも、防衛省・自衛隊の内部文書を他の行政機関と同じ扱いで良いのでしょうか。
今回の「日報」を開示するように求めたのは、共産党系団体である「日本平和委員会 平和新聞編集局長 布施祐仁氏」による開示請求です。

布施氏は新聞赤旗に対して次のように開示請求の理由を答えています。
『「日報」は海外派遣について国会や国民が検証する上で不可欠な1次資料であり、自衛隊内部で報告が済んだら「目的を終える」ものではない。これがまかり通ったら、どんな報告文書も短期に廃棄できるし、廃棄されれば検証が不可能になってしまう。「国民共有の知的資源」である公文書が、自衛隊内の恣意(しい)的な判断で短期に廃棄されることはあってはならない。』

「派遣陸自が日報廃棄/南スーダン 武力衝突時の資料」 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-12-28/2016122801_02_1.html
布施氏は自衛隊のどんな報告文書も、検証可能にすべきという考えのようです。
私はそのようには考えません。むしろ、共産党のように自衛隊を「憲法違反であり、その解消を目指す」という政党や団体に、自衛隊の内部文書を公開することは我が国の安全保障を揺るがしかねないと考えます。
防衛省・自衛隊の内部文書を、他の行政機関と同様に扱う我が国の現状は「異常」です。

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