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【選挙総括】保守政党としての原点回帰を求める 〜第27回参議院選挙を振り返って〜

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【選挙総括】保守政党としての原点回帰を求める 〜第27回参議院選挙を振り返って〜

2025年に行われた第27回参議院選挙の結果を受けて、自民党の今後の進路について、党員・地方議員としての視点から総括する。今回の選挙結果は、単なる一時的な敗北ではなく、党が本質的な転換を迫られていることを示している。以下、今回の選挙結果の分析と、党組織の課題、そして今後に向けた提言をまとめる。

参議院選挙の敗因について

今回の参議院選挙では、世論における保守層の大部分が自民党から離反し、参政党や日本保守党へと票を移したことが大きな敗因である。自民党が保守政党としての明確な国家観や歴史観を打ち出せていないとの不満が広がり、従来の支持基盤を維持できなかった。

また、現役世代の有権者の中には、減税や実感を伴う経済政策を求めて国民民主党を支持する動きも顕著に見られた。物価高や社会保険料の負担が深刻化する中で、自民党の経済政策が生活実感に即していないとの批判が、票の流出を招いた要因である。

都市部では無党派層や若年層への訴求力が弱く、党の政策や候補者の魅力を十分に伝えることができなかった。地方においても、候補者と地元有権者との関係構築が不十分で、地域に根差した活動が票に結びついていない事例も散見された。

党組織の現状と課題

自民党組織は全体として高齢化が進行しており、特に党本部の執行部は他党と比較しても顕著に高齢化している。このことが、時代の変化や若年層の価値観に対応した政策形成や広報戦略の遅れにつながっている。党の若返りと世代交代は、もはや避けて通れない喫緊の課題である。

また、若手議員や地方党員の声が党本部に届きにくい構造が長年放置されている。現場で感じる問題意識や危機感が、中央の意思決定に反映されない状態が続いている。今後は、地方と中央、若手とベテランが信頼関係を築き、時代に即した組織運営を実現できるよう、根本的な体制改革が必要である。

自民党への提言 〜責任と刷新を〜

自民党が保守政党として国民とどう向き合うのか、その基本理念と方向性を明確に示すことが急務である。現在の党運営においては、「自民党は何を守り、何を目指しているのか」が国民に伝わっておらず、従来の支持層からも疑念の声が多く上がっている。

また、先の自民党総裁選挙では、全国の党員投票で示された民意が国会議員票によって覆された。この行為に対する怒りを、党本部は決して軽視してはならない。これは党の民主的正統性に深刻な疑問を投げかけ、地方党員の間でも不信感が広がっている。

さらに、衆議院選挙に続き、東京都議会議員選挙、そして今回の参議院選挙でも敗北を重ねた。これは、石破茂総裁を頂点とする現執行部が、世論から大きく乖離していることの証左である。党の信頼を回復するためには、まず石破総裁以下の執行部が政治的責任を明確にし、潔く総辞職すべきである。

党の刷新と再生は、単なる人事の入れ替えではない。国民と真正面から向き合い、信頼を取り戻す姿勢を示すことこそが、次世代に託すにふさわしい新しい体制と理念の構築につながるものである。

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