未分類

中国海軍の空母遼寧が第一列島線を突破

投稿日:2017-01-22 更新日:

◇中国海軍が第一列島線を突破した意味
昨年の12月25日に中国海軍の空母遼寧を中心とする艦隊が、我が国の宮古海峡を通過し、第一列島線を突破しました。


遼寧が宮古海峡を通過したのは宮古島北東約110キロの海域で、太平洋に向けて南東方向に航行。

ルーンヤンIII級ミサイル駆逐艦、ジャンカイII級フリゲート艦など5隻とともに艦隊を組んでいたと報じられています。
この事件がどれだけ重要な意味を持つのか、それを理解するには、トランプ大統領の政策顧問であるピーターナヴァロの「米中もし戦わば」を読む必要があります。
中国の国民的英雄である劉華清提督。

中国海軍の父と呼ばれ、1974年に中国が西沙諸島を奪取した際に、ベトナム兵の虐殺を命じた司令官です。
劉はアルフレッド・マハンの「シーパワー論」の中国版を提唱しました。

それが第一列島線と第二列島線の突破です。
その劉華清の目標は「2020年までに第二列島線を突破する」ということでした。

そして、劉の最後の目標は「2050年までに世界的な制海権を獲得する」という野心的な目標です。

劉がこの目標を提起したのは、1980年代の鄧小平の時代です。
2016年12月25日に中国は第一列島線を突破しました!

2020年までに、中国は今まで以上の海洋進出を続けてくるのは間違いありません。
そのスタートが、今日の中国海警による領海侵犯である私は見ています。
◆尖閣諸島沖 中国海警局の3隻が領海侵入 | NHKニュース http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170122/k10010848531000.html
詳しい内容はナヴァロの「米中もし戦わば」を読んでいただきたいと思います。


我々は、日本は、「中国の覇権主義」の最前線にいることを自覚する必要があります。
まさに『今、そこにある危機』です。

-未分類

執筆者:

関連記事

no image

浜松市役所視察

◇総務常任委員会行政視察初日(浜松市) 本日は、浜松市役所に来ています。 浜松市は平成17年の市町村合併(12市町村)により、膨れ上がった債務を改革すべく、平成18年から新公会計制度の導入が始まりまし …

no image

◇「TPP協定の拒否」「安全保障関連法制の廃止」を求める意見書が委員会で可決!?

◇「TPP協定の拒否」「安全保障関連法制の廃止」を求める意見書が委員会で可決!?昨年と同様に、他の議会ではありえない意見書が総務常任委員会で可決されました。 昨日16日の総務常任委員会において、 請願 …

no image

原水禁の請願「日本政府に核兵器禁止条約の調印を求める意見書採択」について「反対」の立場から討論を行いました。

今日の須賀川市議会生活産業常任委員会にて、継続審査となっていた原水禁の請願(共産党議員紹介)の「日本政府に核兵器禁止条約の調印を求める意見書採択についての請願」が、賛成多数で可決されました。「賛成3 …

12月定例会一般質問

須賀川市議会一般質問の内容が、阿武隈時報とマメタイムスに掲載されました。基本的に、地元紙二紙は、当局答弁を主体に記事構成されています。(速報性はあるので、非常にありがたいのですが(^_^;)) また、 …

釈迦堂川の水害対策について、リポート

今回は須賀川市の中心を流れる釈迦堂川の水害対策について、リポートしました。 令和元年東日本台風以降、釈迦堂川の水害対策について福島県議会で度々取り上げています。工事の現状について自撮りで現地リポートし …

最近のコメント

    カテゴリー