◇福島空港と地域開発をすすめる会講演会講師:今野修平氏、小林茂氏
今野氏は昭和8年生まれ、昭和56年に福島空港場所選定に携わった運輸畑の官僚OBです。
①講演では「私は口が悪い」と前置きしながら、福島空港については「末期ガン、ステージ4」「このままでは運航はゼロになる」と断言。
②そもそも、空港は都市のインフラであり、「須賀川市や玉川村のようなホテルが3つしかない自治体」で空港は成り立たない。福島県が「郡山市、いわき市、福島市」をまとめて、将来像を討議すること。
③東京に『元々将来の需要がない』福島県に空港を作ったのだから、伊丹便を活用した「関西から西日本の需要開発」が必須。それは経営感覚のない役所ではなく、商工会議所が対応すべし。ヨーロッパやアメリカの空港経営は商工会議所が対応している。
そのほか様々ありました。
特に今野氏は「君たちは福島空港の需要開発のために何をした!地域が本気にならなければ国は支援しない!」「新千歳空港のアクセス鉄道は国の金ではない!北海道の金で作った!」
とくに強調していたのは「航空交通は未来のインフラ」「福島空港を訪れたが、あれでは『日本一贅沢な空港』だ!」
今野氏はまさに老骨に鞭打ち須賀川市に来て講演をしました。
「福島空港を何とかしなければ」と危機感を持つ人が一人でも増えれば、今回の講演会は意味があったと思います。
これだけ危機感を持てという内容の講演会後に、残念ながら、その後の懇親会では福島県庁の空港と観光を担当する次長が来賓紹介で「おめでとうございます」と発言したのは、あきれ返りました(怒)
コメントを投稿するにはログインしてください。