未分類

原水禁の請願「日本政府に核兵器禁止条約の調印を求める意見書採択」について「反対」の立場から討論を行いました。

投稿日:

今日の須賀川市議会生活産業常任委員会にて、継続審査となっていた原水禁の請願(共産党議員紹介)の「日本政府に核兵器禁止条約の調印を求める意見書採択についての請願」が、賛成多数で可決されました。「賛成3 反対2」です。

私は「請願反対」の立場から意見・討論を行いました。

※当該請願書

今回請願に書かれている「核兵器禁止条約」には、核保有国である『米国、ロシア、英国、フランス、中国』が反対しています。

核兵器禁止条約の採択に賛成した国は、中南米、大洋州やアフリカなど、核兵器の直接の脅威に晒されていない国がほとんどです。

この条約に対しては、核兵器保有国だけではなく、ドイツをはじめとしたNATO諸国といった核の脅威に晒されている非核保有国も反対の立場です。

河野太郎外務大臣は「核兵器禁止条約」に日本が調印した場合について以下のように危惧しています。

『このままでは、核兵器国と非核兵器国との間のみならず、非核兵器国同士の間ですら隔たりを深めることとなりかねません。』

http://lite.blogos.com/article/260530/

また核軍縮交渉は、国家対国家の軍事力を背景とした冷徹な外交交渉で、長い時間かけて徐々に進んできました。その中で、「核兵器保有国と非核兵器保有国」による信頼関係の構築が重要であり、日本は核兵器保有国と非核兵器保有国の橋渡し役になる必要があります。

しかし、もし核兵器禁止条約を締結すれば、核軍縮の信頼関係は築けません。

さらに我が国の安全保障を考慮すれば、日本が核兵器禁止条約にもし調印する場合は、「いわゆるアメリカの核の傘」を放棄することになります。

もし、このタイミングで日本が核兵器禁止条約を調印すれば、北朝鮮に対して誤ったメッセージを送ることになるでしょう。

以上の理由から私は原水禁が提出した今回の請願第8号「日本政府に核兵器禁止条約の調印を求める意見採択についての請願」に反対しました。

残念ながら委員会では可決すべきものと決して、委員会提出意見書になります。

12月21日の本会議にて、採択された意見書について採決されますが、当然ながら反対討論を行います。

-未分類

執筆者:

関連記事

no image

◇「TPP協定の拒否」「安全保障関連法制の廃止」を求める意見書が委員会で可決!?

◇「TPP協定の拒否」「安全保障関連法制の廃止」を求める意見書が委員会で可決!?昨年と同様に、他の議会ではありえない意見書が総務常任委員会で可決されました。 昨日16日の総務常任委員会において、 請願 …

no image

森宿区演説会を開催!

本日は森宿区にて演説会です。 県政一新!新時代への責任というスローガンを掲げ、令和の新しい政治を訴えました。 風評被害の払拭に向けて、国内外に情報を発信していきます。さらに、風評被害を拡散するデマには …

no image

北朝鮮のミサイル発射を受けて、安全保障を直視した政党を選ぶべき。

北朝鮮が19日午前10時15分ごろ、日本海に向けて弾道ミサイルを2発発射しました。日本が選挙期間中であることを知って、あえてこのタイミングで北朝鮮は弾道ミサイルを発射したのは、間違いありません。岸田文 …

no image

予算確保

昨日、国の補正予算が成立しました。早速、根本匠代議士から選挙区内の予算確保について連絡がありましたので、皆様にご報告します。 須賀川市道I-22号線浜尾工区の雲水峯大橋については、橋本体の国直轄工事だ …

須賀川市の地域経済分析

「地域経済分析システム(RESAS:リーサス)」に「地域経済循環図」が搭載されました。https://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/resas/ 自治体名を選択する …

最近のコメント

    カテゴリー