生活産業常任委員会での行政視察2日目です。
岡山県新見市に来ています。
テーマは「定住人口増加のための取り組みについて」
新見市議会 仲田康豊議長からご挨拶を頂き、新見市企画政策課、農林課の職員さんから政策について説明を受けました。
新見市は岡山県の西北部にあり、人口は3万583人(平成29年3月31日)の中山間地域です。
定住人口増加のための主な取り組みとしては
1 お試し暮らし支援制度
2 空き家情報バンク
3 空き家活用推進事業補助金
4 移住交流支援センター
5 新規就農支援
以上5つです。
移住者の動向としては、転入時アンケートの結果、平成27年度は121人→平成28年度は247人と増えています。社会動態は改善の方向にあるそうです。
空き家活用推進補助金では、
購入に補助率三分の一、補助限度200万円
改修に補助率二分の一、補助限度300万円
家財整理に補助率三分の二、補助限度20万円
こうした補助制度の原資は地方創生関連交付金で、二本立ての申請により、1億4000万円が交付されています。
新見市では移住定住政策に関しては「企画政策課」が対応しています。以前、岡山県瀬戸内市を視察した際にも、企画課が移住定住政策を担当しています。
須賀川市の場合、空き家対策は建築住宅課、U・Iターンは商工労政課、グリーンツーリズムは農政課と、様々な「部・課」にまたがっているため、この点が課題となっています。
新見市では「いかに人口3万人を維持するか」という目標に向けて、中山間地域としての移住定住政策を推進している事が、分かりました。
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