未分類

長野県佐久市の地産地消の取組みを視察しました

投稿日:2018-11-19 更新日:

今日から、明後日まで、市議会生活産業常任委員会の視察です。

本日は長野県佐久市における地産地消の取組みについて視察しました。

長野県佐久市は長野県の東部に位置し、気温差が大きく降水量が少ない内陸性気候を示す「高燥冷涼地」です。特に年間を通して晴天率が高く、国内でも有数の日照時間が多い地域であり、自然環境に恵まれた高原都市として様々な農産物を生産しています。

佐久市は長野県内でも有数の穀倉地帯であり、「五郎兵衛米」をはじめとしたブランド米、農薬や化学肥料を抑えた特別栽培米、水田鮒の養殖田で栽培される「ふな米」など、安全性を高め、特色を生かした米の生産が実施されています。

また、佐久市の農業従事比率は7014戸で、農家率は18.2%であり、長野県の12.9%より高いが、1経営体当たりの耕地面積は長野県の平均より低く、小規模農家が多いことが佐久市の農業の特徴です。

佐久市では農業の特色を生かして、施策の体系として「快適健康都市を支える農の力」を目標像として、「産業としての農業」と「暮らしとしての農業」を2つの柱として分類しました。

佐久市における地産地消の取組みは、基本目標としての「安全・安心な食糧の供給」に掲げられ、基本方針として「6次産業化と地産地消の推進」と細部に分類されています。

具体的な施策としては、(1)地元農産物の地域での普及(2)農産物直売所活動の支援(3)学校給食等における地産地消の推進(4)食育における健康づくりの推進(5)地元農水産物を活用した料理の普及、以上の5項目が市の事業として進められています。

こうした取組みは、行政の担当者からの発案だけではなく、市長の発案や地元スーパーからの要望、さらに昔から食されてきた鯉や水田鮒といった文化の活用など、施策のアイディアは多岐に渡り、大変ユニークです。

※佐久市農政課の職員さんが持つのは「佐久市地産地消の店」の公式看板です。

特に学校給食応援団は佐久市の栁田清二市長の発案と聞きました。子供たちに「安全・安心な地元農産物の供給拡大」に向けた具体的な取り組みであり、地産地消の推進だけではなく、児童・生徒と農業者の交流を通じた食育も推進されています。

食育による健康づくりの推進は、佐久市長の目指す「快適健康都市 佐久」という将来都市像と農業がマッチしたものであり、市長の顔の見える政策といえます。

今後、須賀川市においても、地産地消の推進と食育の推進という観点から、佐久市の学校給食応援団は大変参考になると思います。

-未分類
-,

執筆者:

関連記事

県議選必勝祈願祭・選対事務所開き

自民党福島県連の県議選必勝祈願祭・事務所開きに参加しました。自民党候補者全員の必勝を目指して、福島稲荷神社において神事、県連事務所にて選対事務所開き、支部長・幹事長会議が開かれ、選挙に向けて動いていま …

no image

「政策でGO#3アベノミクスの実績とさらなる加速のための施策」を文字起こし

自由民主党の政策発信動画「政策でGO」の『文字起こし』をしました。 政策でGO#3アベノミクスの実績と更なる加速のための施策  https://youtu.be/lEYszy4modU 「ア …

no image

避難所における新型コロナウイルス感染症への対応

新型コロナウイルス感染症が拡大する中で、地震や風水害が発生した場合どのように避難所の対応すべきか、国から都道府県、保健所設置市、特別区に通達と事務連絡が出ています。もし、感染症と災害が同時並行で起きた …

no image

地元の市議会議員や都道府県議会議員が教育委員会に問い合わせた場合は不当な政治介入に当たるのか?

今回の名古屋市立中学校での前川前文科次官の授業について、赤池誠章参議院議員、池田佳孝衆議院議員が文科省及び教育委員会に問合せたことが、まるで国による不当な政治の介入であるかのごとく報道されました。 私 …

拉致問題と地方公共団体の責務

◇拉致問題と地方公共団体の責務について 平成30年須賀川市議会3月定例会一般質問において北朝鮮人権侵害問題啓発活動について、須賀川市と須賀川市教育委員会に対して質問を行います。   拉致問題 …

最近のコメント

    カテゴリー