自民党議員会農林部会はモモせん孔細菌病の実態調査のため、伊達市・伊達郡を視察しました。
実に黒い点が3つ以上あるだけで、出荷できないため、細菌病になった桃は、自家消費かジュースとして出荷します。しかし、キロ5円。訳あり品でもキロ100円という価格で取り引きされています。
今年のモモせん孔細菌病は、通常の二倍以上の発生率で、農家の方々は「過去の感染の中で、一番悪い」と話しました。
モモせん孔細菌病の特効薬はまだなく、最近では農薬に耐性が出てきた為、特効薬の開発が急務です。
ここまで病気が広がった原因は、昨年の台風19号により大量の水が土に入り、病気が越年したこと、また、今年の気象条件により悪化したようです。
桃農家は経費が7割なので、3割がダメになれば、収入は無くなるため非常に厳しく、地元農協の営農担当者は「ぞっとする」「昨年は8割出荷出来たが、今年はほとんど出荷できない」とコメントしました。
自民党議員会農林部会では、今後部会長を中心に、本日の視察を基に国・県に対策を働きかけていきます。
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