神道政治連盟議員連絡協議会の役員会に出席しました。
役員会の最後に、福島県神社庁の丹治正博庁長から、東日本大震災における神社の被災状況についてのお話がありました。
東日本大震災では、1都8県で「4828社」の神社が被災、福島県では「915社」が全半壊の被害を受けています。
特に原子力発電所事故による避難指示区域内に鎮座する神社「239社」はいまだに放置されたままの状況です。
震災直後より行政に対し、神社庁及び宗教団体は「公的支援の要望」を続けてきましたが、「憲法の政教分離に絡むこと」から、実現していません。
神社は地域のコミュニティの核であり、伝統文化の継承が、地域の絆を守ります。
つまり「心の復興」です。
こうした福島県神社庁の要望に、自民党の有村治子参議院議員が尽力して、公的支援の道を開く方法を探り、ようやく方向性が見えてきたそうです。
浜通りの神社庁同様に、須賀川市内の神社庁も地震被害を受けました。
今でも砕けた石灯籠が、神社敷地内にまとめておかれています。
私は市議になる前の秘書時代から、この神社の被災と政教分離という問題には、頭を悩めてきました。
9月9日に「コミュニティ及び地域伝統文化継承に関する説明会」が郡山市内で開催されます。
伝統文化を守る保守政治家として、この問題は積極的に関わっていく所存です。
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