◇決算特別委員会1日目平成28年度須賀川市歳入歳出決算について、三日間の質疑が始まりました。
須賀川市の平成28年度経常収支比率は89.8%と高めに位置しています。今回、経常収支比率が高めに推移した理由は、「地方交付税、臨時財政対策債、地方消費税交付金の減収」を理由とする答弁でした。福島県内13市の中では、丁度中間に位置しているそうです。
経常収支比率は一般的に90を超えると「財政の硬直」を意味しているといわれ、70%から80%を適正とされています。
しかし、この水準は30年以上前に設定されているため時代の流れに合わず、さらに設定当時は法律に基づく施策を中心に財政支出をしていた時代でした。
私からは、類似団体と比較して、自治体平均値を算出して、比較対象とすべきであると意見を述べさせて頂きました。
◇決算審査の重要性
「税や公債は、市民の代表である議会の承認を得なければならない」「歳入・歳出は予算書や決算書により、議会の承認を得る」
これが「財政民主主義」であり、財政民主主義には「議会議員は予算書、決算書を読み解く力を持つ」という前提があります。
さらに決算と予算を連動させる必要があります。9月の決算審査で、質疑した事柄を12月議会で一般質問などで確認し、次期の予算に反映しているか確認、3月議会で承認するという連動性です。
また、決算審査は「事前通告なし」です。
そのため、議員が不勉強であれば市当局に返り討ちにされます。さらに先輩議員から野次が飛んできます。
今日から三日間の質疑です。
見学・傍聴も出来ますので、よろしくお願いします。
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