◇チェジュ航空による福島空港忌避問題が国会で取り上げられる
韓国の航空会社「チェジュ航空」が福島空港の利用について「放射能」を理由に拒否した問題の続報です。
本日3月3日の参議院予算委員会で、公明党の若松謙維参議院議員による質問で、外務省がこの問題について事実関係を把握し、韓国側に3度申し入れたという答弁がありました。
参議院TV:2時間43分ごろから
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
以下は岸田外務大臣の答弁の書き起こしです。
岸田外務大臣
「チェジュ航空として、チャーター便の福島空港への運航計画を取り消す考えである、こうした件があることを承知しております。この件は、客観的かつ科学的情報に基づくものではなく、極めて遺憾であると思います。国土交通省とも協力・連携しながら、2月24日以降、外交ルートを通じて韓国政府に申し入れを累次行っているところです。2月24日東京において、3月2日ソウルにおいて、そして3月3日もう一度東京において申し入れを行っております。
外務省としては、この福島を含む被災地への外国人旅行者数回復に向けて、在外公館を活用しながら被災地の魅力の積極的な発信、さらには在京外交団を対象とした被災地の観光資源に関するセミナー、また福島第一原発の状況についての情報提供を実施してきたところですが、昨年11月には、外務省が進めております地方の魅力を発信する「地方を世界へプロジェクト」がありますが、私自身、韓国を含む7か国の在日外交団と共に被災地を訪問してシンポジウムを開催し、日本産品の輸入規制撤廃、あるいは東北地方のインバウンド増加に向けた取り組みを紹介してきました。
ご指摘の点、大変重要な事であり、私は日韓の外相会談におきまして、風評被害、日本産品の輸入規制撤廃問題について問題提起をして善処を求めてきましたが、引き続き正確な情報発信に取り組んで、こうした問題の解決に努力を続けてまいりたいと考えております。」
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