◇予算委員会初日の審議が終了平成29年度当初予算に対する初日の審議が終わりました。
今回の平成29年度当初予算で私が着目していた「個人市民税の対前年比の伸び率が低下している」ことです。
平成29年度予算では、現年課税分の個人市民税は31億3050万円(対前年比で+2170万円の増)です。
平成28年度当初予算では、現年課税分の個人市民税は31億8800万円(対前年比+4680万円)
平成27年度が対前年比約1億4,900万円の増、平成26年だと対前年比が1億1,680万円の増です。
徐々に、個人市民税の伸びが鈍化していることが分かります。その理由として、有効求人倍率は1を安定的に超えていますが、給与所得の伸び率が鈍化していることが理由であると思われます。
27年度、28年度の給与所得の伸び率は1.8%でしたが、今日の予算委員会で明らかになったのは、28年度、29年度の給与所得の伸び率は0.6%でした。
伸び率の低下の背景は、復興需要の終了が明確に表れてきていると思います。
参考:昨年の須賀川市の税務課長の答弁「それでは個人市民税の伸び率の低下でございますが、個人市民税の計算に当たっては、昨年、平成27年1月1日から12月までの所得にかかる税金を計上しております。御案内のように、有効求人倍率については1倍を超えほぼ安定しておりますが、給与所得の伸び率等については27、28年度と比べると1.8%しか伸びていないということで、今回、そのような伸び率になった次第でございます。」
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