仙台で開催された、「美しい日本の憲法をつくる東北6県の会」憲法フォーラムに、神社庁の皆様と共に参加しました。
櫻井よしこ氏は、オバマ大統領による「米国が世界の警察をやめる」と宣言後に、ロシアによるクリミア強奪、中国による東シナ海・南シナ海の覇権主義が加速化したことを指摘。
国際情勢が不安定化したことで、「法の支配、国際法の順守、基本的人権」といった民主主義国家の価値観から、「覇権主義、強権主義」というロシアや中国の価値観が跋扈し始めている。
特に中国は、日本に対して歴史戦による攻撃を強めている。
圧倒的な軍事力を持ち、日本や東南アジアの国々に、領域を諦めさせようとする。戦わずに勝つ、これは孫子の兵法だ。
私たち日本国民はどうするか。憲法改正に向けて行動する必要がある。
日本大学教授 百地章氏は、世界192ヶ国の憲法の内、一度も改正されていない。ドイツは憲法を59回、フランスは憲法を24回改正した。
現行憲法の大きな欠陥の一つは、「緊急事態条項」が存在しないこと。
首都直下型大地震や南海トラフ大地震のような「国家的な緊急事態」において、国会が機能しない場合、緊急命令が出せない。
東日本大震災では、民主党菅政権は、物資やガソリンを被災地に届けるために、災害対策基本上の「緊急政令」を発令すべきだった。しかし、『憲法が保障する人権を制約する』という理由で、発令されなかった。
東日本大震災ではガソリンが足りなくて、本来なら救急車で運ばれて助かる命が、ガソリンが無くて助けることが出来なかった。
緊急事態条項は、国民を守るための「国家緊急権」である。
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