◇平成29年9月議会定例会の総括質疑「須賀川市下水道条例の一部を改正する条例について」
本日は9月議会の総括質疑として、議案第84号「須賀川市下水道条例の一部を改正する条例について」質疑を実施しました。
今回の下水道条例に関する主な改正点は以下の二点。
①使用料改定(改定率20パーセント相当)
②使用料算定方法の統一(長沼花の里地域が人数割から須賀川地域と同じ従量制に変更)
これだけでは、よくわからないため、総括質疑では次の三点を市当局に質疑しました。(Qは渡辺、Aは市役所経営課長)
Q 今回の使用料改定に伴う経過は?
A 平成4年以降下水道料金は、料金を据え置きにしてきた。(これまで、消費税率の増加分のみ使用料を改定していた)
不足分の繰り入れは一般会計から特別会計に繰り入れしてきた。(他市では1回から5回は料金を改定して値上げをしてきたが、須賀川市では初めての料金改定=値上げ)
学識経験者などの審議会での方針を受けて、今回の議案となった。
Q 対象地区と接続件数は?
A 平成28年末で須賀川地域が13099件、長沼花の里地域が150件
Q 使用者への影響額と軽減措置は?
A 改定率19.35パーセントで平均水量1ヶ月18.5立方メートルのケースでは、須賀川地域が450円の増、花の里は人数割から従量制に変更するため480円の値下げ。
ちなみに、花の里以外の長沼地域は農業集落排水のため、議案の対象外です。
使用料単価としては須賀川市は「145円/㎥から173円/㎥」になります。改定前は福島県内13市の中で一番安い金額でした(その分、不足分を一般会計から繰り入れをしていました)
参考 福島市は193円/㎥ 郡山市は191円/㎥ 白河市は159円/㎥ です。
今後の傾向としては、人口減少による利用者の減少、設備の更新により、上下水道ともに料金は値上げの方向で進んでいきます。
値上げは嫌な話ではありますが、今後はどのような上下水道にしていくのか、須賀川市全体で考える必要があります。
コメントを投稿するにはログインしてください。